「仕事してる社会人の一人暮らしでも犬って飼えるの?」
「癒しのためにわんちゃんを飼いたいけど、一人暮らしだし家を空ける時間も長いから面倒を見れるか不安…」
そう悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
犬を大切に思うからこそ、いざ飼うとなると不安も多いですよね。
そこでこの記事では次のことについてご説明します。
- 一人暮らしでも犬は飼えるのか
- 一人暮らしで犬を飼うためにはどうすれば良いのか
一人暮らしで仕事をしながらでも犬は飼える?
結論から言うと、社会人の一人暮らしでも犬は飼えます。
実際に一人暮らしをしつつ犬を飼ってる人もたくさん見かけますよね。
ただし、どんなに気軽にわんちゃんと呼んでいても、一つの命です。
誰でも、どんな犬でも飼えるわけではありません。
まずは自分の状況や飼いたい犬の特徴を理解しましょう。
犬を飼える一人暮らしの7つの条件
犬と幸せに暮らせる一人暮らしには、条件があります。
これから紹介する7つの条件に当てはまらなければ、「飼うのをやめる」のも愛のある選択です。
犬を飼うのにふさわしい住環境である
犬を飼うのにふさわしい住環境とは、ペット可で、近く(徒歩圏内)に動物病院がある物件のことを指します。
ペット不可の物件で犬を飼うと、いつ追い出されてしまっても文句を言えません。
犬を飼う際は必ずペットの可否を確認して、不可だった場合は引っ越すか、我慢するかです。
また、徒歩圏内に動物病院があるかどうかも重要です。
健康診断の時や体調が悪くなってしまった時など、動物病院に行く機会は思ったより多いもの。
そういった時にすぐ連れて行ってあげられるよう、近くの動物病院を把握しておくことも大切です。
必要なお金を負担できる
犬一匹あたり、年間で平均2〜30万円の費用がかかります。
少なくとも、ドックフード(約5万円/年)、病気や怪我の治療(約5万円/年)、ワクチン接種・健康診断(約2万円/年)だけで合計10万円以上は必要です。
ペットにかかる出費を計算して、それだけ捻出する家計の余裕があるかどうかを判断しましょう。
長くても10時間以内に帰宅することができる
お仕事に行っている間、犬は1人でお留守番することになります。
寂しくなってしまったり、ご飯を十分にあげられなかったりと、犬にとってお留守番は良いものではありません。
NPO法人ペット里親会は、里親を選ぶ際の条件として以下のように規定しています。
留守番は4時間以内 (70歳以上の方だけでのお留守番は不可)になります
譲渡の条件
社会人だと4時間以内に帰宅するのは難しいですが、どんなに長くても10時間以内には帰ってきてあげましょう。
毎日のお散歩の時間を確保できる
散歩をしないと、犬はストレスを感じたり運動不足になってしまったりします。
どんなに忙しくても、毎日の散歩は欠かさず連れて行ってあげましょう。
ただし、台風などの悪天候の日や、犬もしくは飼い主の体調が悪い日は、無理して散歩に行く必要はありません。
室内に犬のためのスペースを確保できる
犬を飼うときは、トイレやベッドなど犬だけのスペースを確保する必要があります。
目安としては、小型犬なら2畳、中型犬なら3畳、大型犬なら4畳ほど。
室内にこれだけの場所を作ってあげる余裕がなさそうであれば、犬を飼うのは一旦我慢しましょう。
もちろん上の目安は最低限ですので、確保してあげられるスペースが広ければ広いほど犬にとって過ごしやすい空間になります。
ちゃんと躾る覚悟がある
犬を飼う際は、吠えない、人や物を噛まない、決まった場所でトイレをする、などしつけなくてはいけないことがたくさんあります。
犬は賢い生き物ですが、一度で覚えられるわけではありません。
何度も何度も、根気よく丁寧に教えてあげることが不可欠です。
途中で投げ出さず、ちゃんと躾をする覚悟があるか確認してみてください。
もしもの時の預かり先がある
もしあなたが病気や怪我で入院することになったら、犬だけお家に置いておくわけにはいきません。
とはいえもちろん病院には連れて行けないので、預かってくれる人を探すことになります。
長期間のペットホテルもありますが、1ヶ月10万円前後とかなりの出費。
こういった場合に、犬を預けられる人が必要です。
家族や犬を飼っている友人など、大切に預かってくれる人であれば誰でも大丈夫ですが、あらかじめ話しておいた方が安心です。
一人暮らしで犬を飼う際の注意点
犬を飼える一人暮らしの条件に当てはまっていても、それだけで犬と幸せに暮らせるわけではありません。
毎日のケアや心持ちなど、注意しなくてはいけない点はまだあります。
外出中も適切な室内環境を保つ
仕事に行っている間も、犬はずっとお家にいます。
自分がいないから良いや!ではなく、ずっと犬にとって快適な室内環境を保ってあげましょう。
具体的には、以下の3つに気をつけてください。
- 室温を2〜25℃にする
- 湿度を5〜60%にする
- 電気はつけたままにしておく
電気代はかかりますが、これらを疎かにするとストレスがたまったり、体調を崩したりしてしまいます。
(子犬のときは)自動給餌器を使う
子犬の間は消化器官がまだ発達していないため、1日に必要な食事量に比べて1回で消化できる量が少なく、何回かに分けてご飯をあげる必要があります。
回数は犬種や年齢によりますが、1日4回だとすると6時、10時、14時、18時といった感じですね。
10時と14時は家にいないから後で調節する、というわけにもいかないので、自動給餌器を使うなどしてちゃんとご飯をあげられるようにしましょう。
2万円を超えるような商品だとカメラ付きで外にいても見守れるものもありますが、初めは特に必要ありません。
犬の一生を背負う覚悟を持つ
精神的な話になってしまいますが、一度飼い始めたら、犬の命に責任を持たなくてはいけません。
躾が大変だったり、犬が歳をとってそれまで以上のお世話が必要になったりしても、飼うことを決めたのはあなたです。
犬の一生を面倒見続ける覚悟を持ちましょう。
一人暮らしで飼うのにおすすめな犬種
ここまで読んで、社会人の一人暮らしで犬を飼うことの大変さはわかっていただけたかと思います。
「それでも犬を飼いたい!」という方のために、一人暮らしで飼うのにおすすめな犬種を紹介します。
まず、一人暮らしでも飼いやすい犬の特徴として、次の4つが挙げられます。
- 小型犬である
- 抜け毛が少ない
- あまり吠えない
- 運動量が多くない
家が広いから大型犬でもOK、お散歩の時間を朝夜で長く取れるから運動量が多くても大丈夫、など生活スタイルによって変わりますが、この4つを満たしている犬種がベター。
抜け毛が少ないトイプードルや、あまり吠えないと言われているパグを飼っている方が多いのも、この条件に当てはまっているからです。
ただし、トイプードルでもブラッシングは必要ですし、パグでも吠える子もいます。
ペットショップの店員さんやブリーダーさんとも相談しつつ、あなたの暮らしに合った犬を選んでください。
一人暮らしでも犬は飼える
今回は、①犬を飼える一人暮らしの条件、②実際に犬を飼う際の注意点、③一人暮らしで飼うのにおすすめな犬種、の3つについて解説しました。
一人暮らしで犬のお世話をするのは大変ですが、お家に犬がいると癒されるのも事実。
しっかりと責任を持てるなら、犬を飼うのも良い決断でしょう。
この記事を参考にしながら、愛犬との楽しい暮らしを築いてみてくださいね。
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