「一人暮らしを始めようと思ったけど、どんな間取りが良いのかわからない」という悩みはありませんか?
一人暮らしをするに当たって部屋選びは何より大切ですが、初めてだとわからないことも多いですよね。
しかし、今回ご紹介するポイントを抑えれば、失敗しない部屋選びができるようになります。
間取りと、その他の3つのポイントをおさえるだけなので、簡単です。
最適な部屋選びと、その後の楽しい一人暮らしの手助けになれば幸いです。
そもそも1K、1DKって何?
まずは、1Kや1DKといった単語の意味から確認しておきましょう。既にご存知の方は、読み飛ばしてください。
1Kのような単語は、数字とアルファベットに分けて考えられ、数字が部屋数、アルファベットが部屋の種類を意味します。Kはキッチン、Dはダイニング、Lはリビングです。
ここで注意が必要なのは、数字は、アルファベットで表している部屋以外の部屋数を表しているということです。
つまり、1Kの場合は「キッチン+1部屋」、2DKの場合は「ダイニングキッチン+2部屋」、という意味になります。
一人暮らしの間取りは1K、1DK、2Kがおすすめ
結論から言うと、一人暮らしにおすすめなのは、1K、1DK、2Kのどれかです。
おそらく、2DK以上の間取りを検討する方は、初めての一人暮らしの場合あまりいないでしょう。
実際、3部屋もあっても一人では持て余してしまいます。しかも家賃も高い。あまりうまみはありません。
そこで1R~2Kまで絞られますが、1Rと1LDKも微妙に思えます。それぞれ、簡単に理由を説明します。
1Rが微妙な理由
1Rの場合、キッチンと寝室などの居住スペースが、同じ空間にあります。
自炊をしない方でも、キッチンからはいろいろな匂いが出てくるものです。服やベッドに匂いが染み付いても気にならない、という方以外は、避けた方が無難でしょう。
また、キッチンで料理をして火を使うと、寝室の気温も同時に上がってしまう、というデメリットもあります。
1LDKが微妙な理由
1LDKは、1Rと比べるとそれほど悪くありません。キッチンと寝室はしっかりと分かれていますし、2部屋あれば一人暮らしには十分な広さです。
しかし、新しめな物件が多いこと、リビングの需要が高いことなどから、家賃がかなり高くなる傾向にあります。
LDKが欲しい、という強い思いがない方にとっては、コスパが悪くなってしまいがちです。
それぞれの間取りの特徴
1K、1DK、2Kには、それぞれメリット・デメリットがあります。
部屋選びでかなり重要になるポイントなので、しっかりと押さえておくようにしてください。
1Kのメリット・デメリット
上でご説明したように、1Kは、キッチンと1部屋という意味です。
一人暮らしには一般的な間取りで、筆者も現在は1Kに住んでいます。
1Kのメリット
1Kのメリットは、とにかく家賃が安く済むことです。
次にご紹介する1DKと比べると、平均して約3~4割ほど家賃が下がります。最寄り駅、そこまでの距離、築年数などが同じで、1DKが月10万円だとすると、1Kの場合7万円程度まで抑えることが可能です。
また、部屋数が多いため希望に合った部屋を見つけやすいこともメリットとして挙げられます。
1Kのデメリット
1Kのデメリットは、なによりもまず部屋が狭いことです。
キッチン+1部屋しかないので、リビングと寝室を1部屋でどちらも賄うことになります。また、収納も充実していない場合が少なくありません。
筆者は運よくロフト付きの部屋を見つけられたのでどうにかなっていますが、1Kで7畳くらいだと、収納に苦労することになるかと思います。
1DKのメリット・デメリット
1DKも、1Kと同様一人暮らしではかなり多いタイプの部屋です。
1Kをストレートにグレードアップさせたような間取りになっています。
1DKのメリット
1DKのメリットは、部屋の広さに割と余裕があることです。
ダイニングキッチン+1部屋のため、生活スペースをしっかりと分けることができます。また、それぞれに物を置けるので、収納に困ることも1Kほどはありません。
さらに、1Kと比べるとキッチン自体も広い傾向にあります。自炊する方にとっては、大切に
したいところですよね。
1DKのデメリット
1DKのデメリットは、1Kのメリットの裏がえしですが、家賃が高いことです。
似たような条件でも、1Kの方が3~4割も安いとなれば、悩む方も少なくありません。広さを取るか安さを取るかは、個人の優先順位次第です。
ただ、個人的には、1Kで収納が少ない部屋しか見つからなかった場合に1DKを視野に入れる、という探し方をおすすめします。
2Kのメリット・デメリット
2Kは、キッチン+2部屋という、少し変わった間取りです。
物件自体あまり多くありませんが、だからこそみんなが見落とす良い部屋に出会えることもあります。
2Kのメリット
2Kは、それなりに広く、家賃も抑えやすい、という夢のような間取りです。
キッチン+2部屋あれば一人暮らしで不自由することはまずありません。また、需要の少なさもあって、1DKより家賃が安い場合が多いです。
見かけたら、とりあえず候補に入れておいても良いかと思います。
ただ、デメリットにも注意が必要です。
2Kのデメリット
2Kのデメリットは、ほとんど古い部屋しかない、という点です。
不動産事情に詳しいわけではないので、理由はわかりませんが、どうやらかなりの間2Kは流行りじゃないようです。よって、調べても、築年数30年未満の物件に出会えることはほぼありません。
リフォーム等してあれば問題ないのですが、残念ながらしていない部屋が多いように思われます。
さすがに築年数30年以上でリフォームもしていないと、現在の生活や感覚に合わない部分もあるため、単に広いからといって選ぶと後悔することになりかねません。
一人暮らしで間取り以外で気を付けるべきポイント3選
部屋選びをする際には、間取り以外にも気を付けるべきことがたくさんあります。
防音性、近くにコンビニがあるかなど、挙げればキリがないですが、筆者が特に大切だと考えるものは3つです。
順番にご紹介します。
バス・トイレ別
おそらく多くの方は言うまでもなく意識するかと思いますが、ユニットバスではなく、バス・トイレ別の物件を選ぶことをおすすめします。
ユニットバスのデメリットは、
- トイレの床が濡れる
- 湯船につかることができない
- 誰かがシャワーを浴びているとトイレが使えない
の3つです。
そして、実際筆者がユニットバスの部屋に住んでいた時、一番困ったのは、3つ目の「誰かがシャワーを浴びているとトイレが使えない」という点です。
友人、恋人、親など、誰かしらがシャワーを浴びていると、その間トイレが使えなく(使いにくく)なってしまいます。
家賃は高くなってしまいがちですが、バス・トイレ別を選ぶメリットは十分にあります。
セキュリティ
特に女性の一人暮らしの場合には、間取りなどを少し我慢してもセキュリティのしっかりした物件にした方が良いかもしれません。
何も起こらないことが一番ですが、何もなかったとしても、セキュリティがしっかりしているかどうかで、日々の生活の安心感がかなり違います。
セキュリティの面で最低限押さえておきたいのは、
- テレビモニター付きインターホン
- 2階以上
の2点です。
本音を言えばオートロックも欲しいところですが、いきなり家賃が高くなってしまうため、強くはおすすめしないようにしておきます。
物件自体のセキュリティとは異なりますが、周辺の治安にもある程度気を配っておきましょう。
収納
一人暮らしに限らずですが、収納の量は日々の生活にも大きな影響を与えます。
できるだけ収納が充実している部屋の方が、生活がしやすいです。
一人暮らし向けの部屋は収納が少なくなってしまいがちですが、個人的には、家賃が高くなっても収納が多い部屋を選ぶことをおすすめします。
ロフトかウォークインクローゼットがあれば理想ですが、物件数があまり多くありません。単純に部屋を広くしてものを置くスペースを確保するのも、良い方法です。
また、見落としがちなのですが、玄関の収納、つまりシューズボックスも一応意識しておいた方が良いかと思います。
失敗しない部屋選びのコツ
ここまで物件探しの際に意識するべきポイントをご紹介してきましたが、ポイントより先に押さえておくべきコツがあります。
それは、理想の部屋の条件をある程度決めておくことです。
なんとなく場所だけ決めて探し始めても、決めるのに時間がかかったり、住み始めてみたらしっくりこなかったり、といったことになってしまいかねません。
あらかじめ、理想の部屋を考えておくようにしましょう。
また、できれば部屋の条件に優先順位をつけておくことをおすすめします。
例えば筆者の場合、1DKか収納の多い1K、バス・トイレ別、独立洗面台などは必須、逆にセキュリティなどはそれほど気にしない、という優先順位をつけて物件を探して、今住んでいる部屋を見つけることができました。
自分なりに、譲れない条件と妥協できる条件を決めておくと、スムーズに良い部屋を探すことができます。
一人暮らしの間取りまとめ
一人暮らしの部屋選びについてご説明してきました。
まとめると、
- おすすめの間取りは1K、1DK、2Kのどれか
- バス・トイレ別、セキュリティ、収納にも注意
- あらかじめ理想の部屋を決めておく
の3つがポイントです。
みなさんが理想の物件に出会い、良い一人暮らしをスタートさせる手助けになれば幸いです。
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