それぞれの理由で、大学などを卒業した後、就職せずにフリーターとして生活している方でも、実家を出て一人暮らしをしたい!という方は少なくないと思います。
ただ、収入が安定しなかったり、何かやりたいことがあってそこまでバイトで稼ぐことができなかったり、不安は尽きません。
ですが、結論から言えば、フリーターの方でも一人暮らしは可能です!
今回は、フリーターの方がバイト収入で一人暮らしをする際に知っておくべきことや気を付けるべきことを、ご紹介します。
一人暮らしに必要な費用は?

生活をしていく上で基本となるのが、お金です。
実家暮らしであればお金がなくても生きていけますが、一人暮らしでは、必要な分を自分で稼がなくてはいけません。
まずは、一人暮らしの金銭事情について、ご説明したいと思います。
初期費用と月々の生活費
一人暮らしを始めるには、初期費用が必ずかかります。
敷金・礼金、仲介手数料、前払い家賃がそれぞれ家賃1月分だとして、さらに鍵交換代や火災保険料などが加わり、家賃4か月分+約5万円。都内だと、どんなに頑張っても家賃は月5万円くらいまでしか下げられないので、最低でも計25万円です。
また、家具家電もそろえる必要があります。寝具、テーブル、冷蔵庫、洗濯機など、最低限に抑えたとしてもなんだかんだ15万円はかかるでしょう。
初期費用ですでに40万円が必要になります。
さらに、一人暮らしが始まったあとも、もちろん生活費がかかります。
一人暮らしの生活費の平均が、20代だと月に約15万円。月に2万円ほど貯金もしようと思うと、合わせて17万円です。節約をバリバリ頑張るとしても、合計で15万円はみておいた方が良いでしょう。
まとめると、最低でも初期費用が40万円、月々の生活費が17万円、一人暮らしには必要です。
額面で20万円あれば安心
必要な費用を踏まえて、一人暮らしをするなら、手取りで月18万円ほどあると安心です。
節約を頑張って生活費を月15万円に抑えたとしても、毎月同じペースで努力を続けられるとは限りません。また、旅行などのイベントがあった月は、他の月と比べて支出が大きく膨らむことになります。
不測の事態に備えて安定的に貯金していくことを考えても、手取りで月18万円あると良いかと思います。
手取りで月18万円ということは、額面に直せば月20万円ほどです。
1,000円×8時間×25日=200,000円
上の式からもわかりますが、時給1,000円で1日8時間働くとすると、ちょうど25日で稼げる計算になります。絶対に無理!という出勤日数ではありません。
しかし、節約したり、時給の高いバイトを見つけたり、生活を楽にする努力はした方が良さげです。
物件には注意が必要

費用の準備ができても、物件選びには注意が必要です。
生活費を抑えるために家賃がなるべく安いところを探すのはもちろんですが、フリーターだとそもそも契約できない、という物件も残念ながらあります。
ちょうど良い部屋を見つけても、契約条件を満たしているかどうかにも気を付けなくてはいけません。
また、フリーターでも契約可能な物件でも、貯蓄審査と呼ばれるものがある場合もあり、家賃1~2年分の貯蓄があることを、通帳などで証明することが求められる可能性があります。
審査があった時に備えて、あらかじめ100万円前後の貯蓄をしてから一人暮らしの準備に移った方が確実かもしれません。
一人暮らしにおすすめのバイト

一人暮らしに限らずですが、お金があるに越したことはありません。改めて言えば、収入を多く、支出を少なくすればお金はたまります。
つまり、一人暮らしにおすすめのバイトは、
・時給が高いバイト
・まかないなどで食費を節約できるバイト
のどちらかです。
時給が高いバイト
時給が高いバイトとしてよく挙げられるのは塾講師や家庭教師ですが、ブラックバイトと言われるように時間外勤務も多く、あまりおすすめできません。
ただ、最近はバイトの時給は上がる傾向にあり、都内で少し探せば、1,100円くらいのバイトならすぐに見つかります。また、客単価が高く、接客にある程度のレベルが求められるお店では、バイトの時給も高くなりがちです。丁寧に接客することが苦手でなければ、1,200円もそれほど難しくありません。
まかないをもらえるバイト
まかないなどで食費を節約できるバイトは、コンビニ、スーパー、レストラン、ラーメン屋といったように、高時給のバイトよりも見つけやすいです。
ただ、飲食関係を扱うバイトであれば何でも、というわけではありません。ファミレスやファストフードなどの大手チェーンだと、まかないがつくわけではなく、2割前後の従業員割引しかないところもわりとあります。しっかりと確認してから応募することをおすすめします。
また、筆者のパターンなのですが、パン屋さんなどでも廃棄をもらえることが多いです。パンが好きだからパン屋さん、ケーキが好きだからケーキ屋さんでバイトする、という探し方もおすすめです。
まとめ
もう一度まとめておくと、フリーターでも一人暮らしは可能です。
お金や賃貸契約など、気を付けるべきことも多々ありますが、しっかりと注意を払いながら生活していれば、それほど困ることはないでしょう。
ぜひ、ご自分に合ったライフスタイルで楽しく生きていくご参考にしていただければと思います。
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